2020年09月30日 [自転車の事]
襲いかかるぞ!スタグフレーションの嵐。
中国自転車工場閉鎖による影響でマスクのように商品不足となった我が業界今年の春。
その後、夏に向けて流通は復活したかに見えましたが、ここに来て又商品が不足し始めました。
発表された2021年新型スポーツ車、子ども車、電動アシスト車・・・・。
当店のような「そこいらの町の自転車屋」でさえ9月末現在11人のお客様に納車をお待ち頂いています。
1ヶ月、2ヶ月、3か月もお待ち頂く異常事態、これも我が業界に襲いかかったコロナビールスの影響なのでしょう。
自転車業界のシーズン指数はまるで季節の移り変わりのように毎年同じようなグラフの山になります。
だから、仕入れ(在庫)やセールもその変化を予測しながら計画を立て安定経営をする事ができるのです。
例年ですと9月はスポーツ自転車の新年度車入荷と共に前年度車のクリアランスセール!冬に向けての在庫調整の季節に入る訳ですが、今年は予測も計画もことごとく破壊され今までに体験したことのない異常な状態が続いています。
複雑化した作業や雑用に追われセールを打つことすら出来ません。
TVで「まるでジェットコースターに乗っているような異常気象」と表現されていた気象予報士さんがいましたが、我が業界もまるでジェットコースターです。・・・と言うよりも嵐の中を飛ぶ飛行機。
大手の部品問屋さんが10月から原価の10%値上げを発表しました。
令和になってから色々な取引先で値上げが続いています。
新車の品不足(チャンスロス)と部品の原価値上げ(利幅減)、世の景気は決して良い状態とは思えないのに価格が上昇するスタグフレーションの波(忙しいのに資金繰り悪化、従業員の給料を上げられない)が襲いかかって来たようです。
貧乏暇なし、嵐の中の操縦・・・・・へとへとの毎日です。
P、S、
ブリヂストンサイクルの一発二錠のリコール修理。
部品は入荷してきているのですが、作業に追われ連絡が遅れて申し訳ございません。
ここに来てメーカー不明の外来車が町に増えて来たように思えます。
まるで平成の米騒動を見ているようです。
(異常気象により😋国産米不足になり外国産の米が出回った)
当店は当店で取り扱う「国も認めた自転車安全合格マークBAAメーカー」の部品や商品しか仕入れていません。修理予測の立たないBAA外自転車の修理は一切行っておりませんのでご了解をお願いいたします。
又、金属疲労の激しい耐久年数を超えた危険レベルに達した自転車の修理も同様です。