2020年03月13日 [自転車の事]
非常事態を迎え心が騒ぐ!
「常に最悪の事を考えて・・」
「先を予測しながら今、何をすべきかを考え行動!」
「何を最優先とするのか?優先順位の癖をつけろ!」
「ヒントは歴史にあり!」
己を戒め心の準備はしているつもりですが、危機が迫り現実化してくるとその大波にいつも変な緊張感が走ります。
国内在庫の欠品商品がついに出始めました。
我が業界もマスクと同じような事が起こりつつあります。
これから春本番!自転車業界の快進撃「春需」が始まるというのに当店スターアイテムのメーカー欠品が次から次へと報告されてきています。
当店で売れている商品は日本全国でも人気があるという事なのでしょう。
この日に備え準備はしてきましたが、限られた店舗に入る量は限られています。
一応、ゴールデンウイーク頃までの在庫は確保しましたが、メーカーからの納品遅延はいつまで続くのか誰にも分かりません。
当店担当の営業マンは全店から日々同じような問い合わせの電話が相次ぎ疲れ気味だし、答えの出ない問い合わせで時間をつぶせば仕事にもなりません。
。。。。。。。
売れる自転車が欠品し、どうでもいい自転車は余っていて安売りをしても売れない。
今までに何度も経験してきましたが、不思議なものです。
私は遠い昔にメーカー側の経験もあります。
そのせいなのか?販売店側からとメーカー側からと両方の立場から状況を見る癖が付いています。
又、そのメーカーがブリヂストンサイクルであった為にBS精神という社訓が身体に沁みついて離れません。
その社訓のひとつに「原価意識で全ての事務を」と言うものがありました。
「最高の品質で社会に貢献」が一番の社訓でありましたが、会社の事務所には原価意識の社訓もありました。
新入社員を統括する次長さん(子供の頃に当店を担当していた事もあり親戚の叔父のように親近感を持っていました)からは優良店と駄目な店の見分け方を学びました。
これは今の私の秘密の心構えにもなっている事なのでここには書きませんが、「全てのお客様を受け入れようとすると無理が生じる」と言う事が原点であったような気がします。
趣味に走るな!経営者ナルシシストになるな!そして「世間知らずの2代目バカ」という言葉を何度も聞きました。
私が2代目だと知っていて警告して下さったのでしょう。
若い経営者の販売店に対しても辛口な言葉でよく指導?していました。
。。。。。。。
P、S、
業界に危機が訪れるとブリヂストン時代の上司の顔が浮かびます。
社会人デビューをした頃の企業戦士です。
数字にこだわりノルマ達成に休みも取らず「モーレツサラリーマン」と呼ばれた人達です。
本当にありがとうございました。