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2019年08月10日 [自転車の事]

自転車屋の端境期から見える事。

昨日9日(金)激しい腰痛のため臨時休業させて頂きました。
本日はなんとか営業出来そうですが、力を入れる作業が出来そうもありません。

状況によっては閉店時間も早まりそうです。
ご迷惑をおかけして大変申し訳なく思っております。

。。。。。。。。


8月は毎年恒例、自転車屋の端境期です。
三浦市の畑がスイカから大根に代わる端境期に何もなくなると同じように、店の在庫が畑のようにスカスカの状態になります。

自転車屋の端境期がなぜ?8月なのかと言いますと、スポーツ車メーカーの多くが、営業年度を9〜8月としているからです。

世界のトップメーカーGIANTが今月末に、横須賀市御用達ブランド世界2位のメリダがジャイアントを意識してなのか?ライバルより1週間早く新車の販売店向け発表会を開催します。

店は2020年ニューモデルを待つために仕入れを抑え、店内在庫が少なくなるという事です。



メーカーの旧モデルの値引きは新車発表後の9月ですが、店は在庫整理のために赤字覚悟でのフライングでセール(サマーセール!)を打ちます。

だから、サマーセールは店の在庫状況によって温度差があります。

上手に在庫を調整できた店はほどほどに、在庫調整に失敗した店ほど激しいセール(全品激安大セール!)を打ちます。

メーカーのセールスや同業者はそこの所を冷静に見ていて、常識を外れたサマーセールを打った店は「あの店!資金繰りが悪化しているぞ!注意しろ!」という事になってしまうのです。

これは店側からメーカーを見た時も同じです。

新車発表後の旧車処分価格が異常なくらいに下がったメーカーは「在庫調整に失敗した!売れていない!!」との烙印が押されてしまいます。

8月の端境期はある意味で業界内お互いの経営状態が見えてしまう怖い季節でもあるのです。



P、S、

8月のお盆休み。余裕のあるメーカーや店はしっかりと休み。
社員にもたっぷりと休養を与えているように思えます。

それにしても・・・・こんな時に腰痛とは!




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